小麦粉、水、イーストなどをミキサーで混ぜあわせます。
1つのミキサーでこねる量はおよそ200kg、約4,000個のクロワッサンができます。温度や湿度に注意しながら、一定時間こねます。
こねた生地にバターを包み込み24層になるまで折り重ねていきます。
冷蔵庫で2時間休ませた後、生地を薄く均一にのばしていきます。
生地の厚さはシステムでコントロールされており、パンの種類によって設定を変更しています。
三角形にカットします。
三角形にカットされた生地をくるくると丸め、クロワッサンの形に成型します。
成型は機械でスピーディーに行われますが、二人のスタッフが巻き加減や重さをひとつひとつチェックしています。
マイナス40℃のフリーザーで30分冷凍します。
マイナス40℃で急速に冷凍することで、パン生地がだれずにおいしさを保つことができるのです。
カチカチに冷凍され、完成したパン生地をスタッフが袋詰めします。
ここでは袋詰めする前に、異物が入っていないか、機械で1つ1つ製品を検査しています。
また形の悪いものなども取り除かれます。
ダンボールに梱包し、マイナス22℃の冷凍倉庫で保管します。
この冷凍倉庫はシステムで一括管理しており、出荷はクレーンで操作します。
こうしてできたパン生地は、お店に運ばれてから焼きあげられ、焼き立てのおいしいパンに変わるのです。